自分のニオイは分かりにくいものですが、一方で必要以上に自分のニオイを気にしてしまう方もいます。ワキガの方でも自分がワキガだと気づいていない方もいらっしゃいますし、ワキガではないのにワキガだと思い込んでしまう場合もあるようです。ワキガのニオイ対策のためにも、自分がワキガなのか、またその程度を知ることは大切なことだと思います。
ここでは、ワキガの自覚と自分でできるワキガチェックについてまとめました。

ワキガかどうかを調べる方法

医療機関で調べてもらうことが確実

自分自身がワキガかどうかをきちんと知るためには、医療機関で調べてもらうことが確実です。ワキガの対策や相談、治療のできる科は、皮膚科・形成外科・美容外科・美容皮膚科になります。

 

皮膚科と形成外科は保険適用内の対策や治療を受けることが可能ですが、美容外科や美容皮膚科は実費診療となりますので、健康保険は使えないと思っておいた方が良さそうです。治療をするのかしないのか、薬の処方を希望するのかどうかなどでも異なってきますが、ワキガの診断のみであれば皮膚科が一番身近なようですね。

 

もし、医療機関でワキガかどうかを調べて貰う場合には、病院によって注意点もあるかと思いますので事前に電話で問い合わせしておくのがスムーズだと思います。

ワキガの自己診断チェック

医療機関での診断が確実とはいえ、自己診断である程度の把握はしておきたいという方も多いでしょう。セルフチェックでワキガである確率が濃厚ならば医療機関を受診する。という方もいらっしゃるでしょうし、ワキガではないかと心配していたけれども、セルフチェックでワキガの確率が低いのであれば、必要以上に敏感にならなくても済むこともあると思います。

 

医療機関の問診でも、ある程度の情報は必要なこともありますので、セルフチェックと同時に確認しておきましょう。

 

  • 両親のうちのどちらか、もしくは両親ともにワキガである。
  • 祖父母など身内にワキガの方がいる。
  • 耳垢が湿っている。
  • 白い服や下着が黄ばむ・シミができる。
  • 脇毛が濃い。
  • 脇毛に白い粉状のものがつくことがある。
  • ガーゼやティッシュを脇に挟み、軽く汗をかく程度の運動をした後、挟んでいたガーゼやティッシュのニオイを確認してみる。

 

ワキガは遺伝性のもののため、両親や親族にワキガ体質の方がいる場合はワキガの可能性が高くなります。また、ワキガの原因になるアポクリン腺は耳の中にも存在するため、ワキガ体質の方の耳垢は湿っていてベタつく。綿棒が湿る・飴状の耳垢がつくという特徴があります。

 

アポクリン腺から排出される汗は、通常の汗を排出するエクリン腺から出る汗とは異なる成分を含むので、脇の下に黄色や茶色がかったシミができる、服や下着が黄ばむという特徴もありますね。そして、アポクリン腺は毛穴の中に存在する汗腺のため、脇毛が薄い方よりも濃い方の方がワキガ確率は高いといえます。

 

脇毛に付着する白い粉は、アポクリン腺から排出された汗が結晶化したものになりますので、デオドラント製品などを使用していないときに、白い粉がつくという方はワキガ体質である確率が濃厚だと思っていいようです。

 

最後に、ガーゼやティッシュのニオイをチェックするという方法ですが、これは医療機関でも行われているワキガの診断法になります。ガーゼテストと呼ばれる方法ですが、医療機関では挟んだガーゼのニオイを医師や看護師がニオイをチェックしてワキガかどうかの診断をするというもの。

 

セルフチェックでも、自分では分かりにくい自分のニオイも、一度別のものにニオイを移してから嗅いでみると自覚しやすいということがいえます。ガーゼやティッシュではなく、食品ラップを使うという方法もあるようで、ラップの場合は通気性が悪く汗が溜まりやすいので短時間でもニオイを確認しやすいかもしれません。

 

どれもひとつだけでは確信に欠ける簡易的なものだとは思いますが、複数のチェック項目に当てはまるという方は、ワキガである確率が高いですしそれなりのニオイケアが必要になってくると思います。少々イレギュラーな方法ではありますが、セルフチェックでも医療機関を受診でもなく、ワキガの検査キットを利用して検査するという方法もあります。

自分がワキガだと自覚している人はどれくらい?

ワキガであっても自覚がない。周囲はとても困っているのだけれども、本人には伝えにくいし、対処のしようがない。ということもありますね。自分のニオイを必要以上に気にしてしまうことも問題だとは思いますが、臭っている自覚がなく知らないうちに周りに迷惑をかけてしまっているのも問題だと思います。

 

程度にもよりますが、ワキガのニオイで気分が悪くなる。頭痛がしてしまう。という方もいますし、エレベーターや混み合った電車内などでは迷惑だと感じる方も多く、ニオイが原因で学校や職場の人間関係がうまくいかない。という例も実際にあるんです。

 

ではワキガの方は、どれくらいの割合で自分はワキガだと自覚しているのでしょうか?ワキガの方の自覚率をデータ化した資料によると、自分がワキガだと自覚している方は1割強。若い方ほど自覚率は高く、年配者の自覚率は低いという結果が出ていました。

 

元々日本人はワキガ人口が少なく、清潔習慣が身についている国民性ですが、それでも9割近い方が自分はワキガだと把握できていないという結果でした。ワキガだということを知ることができれば、適切なケアもできると思いますし、まずは自分を知るということも大切なのかもしれませんね。